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宝塚南口駅前LDC歯科・矯正歯科・小児歯科

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歯の詰め物・被せ物にはどんな種類がある?特徴や選ぶポイントも解説

こんにちは。兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある宝塚南口駅前LDC歯科・矯正歯科・小児歯科です。

歯の詰め物をチェックするイメージ

虫歯治療で歯を削ったあとは、必ず削った部分に詰め物あるいは被せ物をします。

しかし、詰め物と被せ物のちがいがよくわからないという方もいるかもしれません。どのような種類があるのか、疑問に思っている方もいるでしょう。

本記事では、詰め物や被せ物の特徴にくわえ、それぞれの種類についてくわしく解説します。選ぶときのポイントもご紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

詰め物と被せ物は何が違う?

詰め物と被せ物の違いを考える人

まずは、虫歯治療をしたあとに行う詰め物と被せ物の違いについて解説します。

詰め物とは歯科用語でインレーと呼ばれており、歯を削ったあとに穴の開いた部分を補う目的でおこないます。

被せ物とは、歯科用語ではクラウンと呼ばれ、歯全体を覆うようにかぶせる人工の歯のことです。治療で削って大きく歯が失われた場合、歯の機能を回復させる目的で残った歯や歯根のうえから歯の形をした被せ物を被せる形で使います。

歯を削ったあとに詰め物にするか、被せ物にするかは歯科医師が判断するため、一概にどちらになるとはいえません。歯が2割残っていても、歯科医師によっては強度の問題を考慮して被せ物にする場合もあります。自分の歯を活用し続けるという目的で詰め物にする場合もあるでしょう。

歯の詰め物の種類

歯の詰め物イメージ

ここからは、歯の詰め物のそれぞれの種類や特徴、値段についてくわしく解説します。歯の詰め物について知っておきたいという方は、参考にしてみてください。

コンポットレジン

虫歯治療後の詰め物として多くの歯科医院で使われている詰め物です。保険適用で治療ができるため、コンポットレジンを詰めるのみであれば2,000円程度で治療が可能な点が特徴です。

色が白いため見た目が目立ちにくく、金属アレルギーのリスクがないことがメリットでしょう。プラスチックでできていることから、耐久性が低いという点がデメリットとなります。

小さな虫歯の治療に対しては第一選択として活用される一方、大きく削った虫歯の詰め物としては活用できません。

メタルインレー

銀色の詰め物で、銀歯と呼ばれることもあります。銀色の詰め物ではありますが、100%銀で作られているわけではなく、パラジウム合金が使用されます。

銀のため目立ちやすいことがデメリットでしょう。強度が高く、すり減りや摩耗が少ない点がメリットです。治療後10年でメタリックインレーが残っていた割合は67.5%と、詰め物治療の中では生存率が高いことが特徴です。

ただし、金属のため温度変化に弱く、変形しやすいというデメリットがあります。メタルインレーも保険適用で治療ができるため、治療費用が安いことも特徴です。メタルインレーを詰める治療のみであれば、3,000円程度で治療が可能です。

セラミックインレー

セラミックと呼ばれる陶器と同じ素材で作られた詰め物です。天然歯と遜色ないほどの白さと透明度を実現できることが特徴で、治療箇所が分からないほど自然に仕上がります。

そのため、前歯の虫歯治療後のインレーとしてセラミックを選ばれる方もいらっしゃいます。また、金属ではないので金属アレルギーのリスクはありません。

金属と比較すると耐久性が低い点がデメリットです。

セラミックインレーは自費診療となるため、費用は歯科医院によって異なります。おおむね4~8万円程度はかかるでしょう。

CAD/CAMインレー

セラミックほどの強度はなく審美性はやや劣るものの、それでもほかの詰め物と比較すれば虫歯治療の跡が目立ちにくい点がメリットになります。CAD/CAMインレーは2022年4月の診療報酬改定で保険適用となりました。

しかし、保険適用となるのは前歯から数えて4番目、5番目の歯のみです。保険適用の歯に詰め物を検討しており、なおかつ白く自然な色合いの詰め物を探しているという方には適しているかもしれません。

歯の被せ物の種類

歯の被せ物イメージ

続いて、歯の被せ物の種類について、それぞれの特徴やメリット、値段などを解説します。

銀歯

歯の被せ物の治療としてまず選ばれる傾向にあります。金属のため強度が高く、治療後10年間の銀歯の生存率は55.8%と極めて高いです。そのため、歯ぎしりや食いしばりなど歯に強い力をかける癖がある方にも選ばれています。

一方で、熱によって収縮することから、変形しやすいデメリットがあります。収縮した部分から虫歯菌が侵入して二次虫歯になりやすいのです。

保険が適用されるため、5,000円程度で治療が可能です。金属なので金属アレルギーのある方には行えません。

前装冠

金属の土台のうえにプラスチックを張りつけるもので、前歯などの目立つ部分に選ばれることの多い被せ物です。中身は金属でできているので耐久性が高く、見た目は白くできるため目立ちにくい点がメリットになります。

ただし、プラスチックなので徐々にすり減って金属が見えてきたり、金属が黒ずんできて濁ったように見える点がデメリットです。前歯は保険診療で治療ができますが、奥歯は保険適用外になります。

CAD/CAM冠

プラスチックにセラミックを混ぜて作ったハイブリッドセラミックと呼ばれるものです。セラミックが含まれているため、つるつるとした白い歯を実現できることから審美性がよく、治療をした歯が目立ちにくいというメリットがあります。

また、金属アレルギーの方でも治療が可能であり、保険適用の治療方法の中では唯一金属を使っていない被せ物です。金属を使用していないぶん耐久性は劣ります。

2014年に一部の歯に保険適用が開始されましたが、その範囲が徐々に拡大し2023年時点ではほとんどの歯に保険適用で治療が可能です。セラミックが含まれた人工歯を保険適用の安い費用でいれられることがメリットでしょう。

ゴールド

いわゆる金歯です。金を使っているため目立ちますが、耐久性が非常に高いというメリットがあります。金は歯となじみやすく適合性がよい素材といわれているため、二次虫歯になりにくいです。

金歯は保険適用外の治療となります。金自体が時代によって価格が左右されるため、ゴールドを被せるタイミングによって費用が大きく左右されます。

セラミック

陶器と同じ素材であるセラミックを使用した被せ物です。セラミックはつるつるとした素材であるため、歯垢がつきにくく虫歯になりにくい点が特徴です。

また、天然の歯に近い白さを実現できるため、治療をしたことがほかの人に気づかれにくいという点もメリットです。金属と比較すると強度は低く、強い力をかけると割れてしまう可能性はあります。

日常的な使用に耐えられる強度はあるので、しっかりとケアをしていれば20年程度はもつといわれています。

セラミックは、セラミックのみの被せ物のほかにも、ジルコニアが混ざっているもの、土台に金属を使っているものなどさまざまな種類があります。自費診療であり、セラミックの含有量によって費用が大きく異なります。

歯の詰め物・被せ物を選ぶときのポイント

歯の詰め物・被せ物を選ぶときのポイントイメージ

歯の詰め物や被せ物を選ぶときに気をつけたいポイントは次の通りです。

費用

詰め物にも被せ物にも、保険が適用されるものと自費になるものがあります。そのため、自身の予算を考慮しながら選びましょう。

どの治療においても、一度治療をすれば永久に使い続けられるわけではありません。耐久性を考慮すれば10年程度で再治療が必要になることが考えられます。

自費診療の詰め物や被せ物を選んだ場合には、10年後にまた同じ費用が必要となります。将来的なことも考えながら、予算を決めて治療を選びましょう。

また、歯科業界は定期的に保険診療となる素材や範囲が変わります。治療を受けるタイミングで保険診療となる詰め物や被せ物の情報も聞いておくとよいでしょう。

見た目と機能

金属を使用した詰め物や被せ物を選ぶと目立ちます。見た目を気にする方は目立ちにくい素材を選んだほうがよいでしょう。

しかし、金属は耐久性に優れている点が魅力です。見た目を選ぶか、機能面を重視するかを考慮して選びましょう。

アレルギー

金属アレルギーがある方は、金属を使用した詰め物や被せ物は使えません。セラミックといった陶器を使用している詰め物・被せ物でも、土台に金属を使っていたり金属を混ぜていたりするケースもあります。

アレルギーがある方はその旨を歯科医師に申告したうえで、詰め物や被せ物を選びましょう。

まとめ

歯の模型

詰め物や被せ物にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴やメリットがあります。それぞれの特徴を熟知したうえで、自分に合ったものを選びましょう。

なかには、保険適用外となり、全額自己負担しなければならない詰め物・被せ物もあります。自費の場合は少なくとも数万円はかかるでしょう。

また、詰め物や被せ物は永久に使えないので、いずれ再治療が必要です。費用や再治療のことも考慮しながら選ぶとよいでしょう。

自分で選ぶのがむずかしいという方は、歯科医師に相談しながら選択しましょう。

歯の詰め物・被せ物を検討されている方は、兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある宝塚南口駅前LDC歯科・矯正歯科・小児歯科にお気軽にご相談ください。