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宝塚 歯科 エイチアンドエル

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失った前歯をインプラントにするメリットとデメリット!

こんにちは。兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある、宝塚南口駅の歯医者「宝塚歯科H&L」です。

前歯に埋入したインプラント

前歯を失った際、見た目や機能の回復に悩む方は少なくありません。会話や笑顔の印象に大きく関わる前歯は、審美性と自然な噛み心地の両立が求められる部位です。

そうした中で注目されているのが、人工の歯根を埋め込むインプラント治療です。天然歯に近い見た目と機能を再現できる一方で、治療には費用や期間などのデメリットも存在します。

この記事では、前歯をインプラントで補うメリットとデメリットをわかりやすく解説します。

前歯のインプラント治療は難しいの?

前歯のインプラント治療は難しいのか考える女性

前歯はインプラント治療の中でも特に繊細な部位であり、治療が難しいとされることもあります。以下に、その理由について解説していきます。

細部にまで配慮が必要

前歯のインプラント治療が難しい最大の要因は、見た目の仕上がりに対する要求が非常に高いことです。前歯は笑ったときに最も目立つ場所であり、わずかなずれや色の違いも印象に大きく影響します。

周囲の骨が薄い

前歯の周囲は骨が薄く、インプラントをしっかりと固定するために十分な骨の厚みや高さがない場合があります。歯を失ってから時間が経過している場合、骨が吸収されていることがあり、骨造成などの追加処置が必要になるケースもあります。

さらに、前歯は力のかかり方が独特で、横方向からの力にも耐えうる設計が求められるため、噛み合わせの調整も繊細です。

失った前歯をインプラントにするメリット

失った前歯をインプラントにするメリットのイメージ

ここでは、前歯をインプラントで補うことによって得られるメリットについて詳しく解説します。

見た目が自然で目立たない

前歯の治療において重視されるのが審美性です。インプラントは人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上にセラミックなどの人工歯を装着するため、天然の歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりが可能です。

特に、前歯の場合は、光の透過性や歯ぐきとのなじみ具合が大切になります。セラミックを用いたインプラントは色調や質感の再現性が高く、周囲の歯と違和感なく調和させることができます。

笑ったときにも金属が見える心配がなく、美しい口元を保ちやすい点が大きな魅力です。

周囲の健康な歯を守れる

インプラント治療は、失った歯の部分だけに人工歯根を埋入するため、両隣の歯を削る必要がありません。ブリッジ治療では健康な隣接歯を削って支えとする必要があるため、将来的なダメージのリスクが伴います。

前歯は目立つ位置にあるうえに、力のかかり方も繊細です。健康な歯をそのまま残せるインプラントは、残存歯を守りながら機能を回復できる点で優れた選択肢といえるでしょう。

顎の骨の吸収を抑えられる

歯を失うと、顎の骨は刺激を受けなくなり、次第に吸収されて痩せていきます。これにより口元の輪郭が変わり、老けた印象を与えることもあります。

インプラントは顎の骨に直接固定されるため、噛む刺激が伝わりやすく、骨の吸収を防ぐ働きがあります。特に、前歯部分では骨の厚みや形状が見た目に直結するため、骨の吸収を抑えることは審美性の維持にもつながります。

見た目だけでなく、将来的な骨の変化を防ぐという点でも、インプラントは有効な治療法です。

自然な噛み心地と発音が可能

前歯は、食べ物をかみ切るだけでなく、言葉を正しく発音するうえでも重要な役割を担っています。入れ歯では違和感やズレが生じやすく、会話中に不自然さを感じることも少なくありません。

インプラントであれば、骨としっかり結合するため、噛んだときの安定感があり、発音への影響も最小限に抑えられます。違和感が少なく、自分の歯と同じように使えることは、日常生活の質を高めるうえで非常に大きなポイントです。

長期的な維持が可能

インプラントは適切なメンテナンスを続ければ10年以上の長期使用が可能とされており、中には20年以上問題なく機能している例もあります。前歯のように見た目や機能への要求が高い部位では、頻繁な修理や再治療が必要となる治療法ではストレスを感じやすくなります。

その点、インプラントは耐久性にも優れており、長期的な視点でも安定した選択肢といえるでしょう。

失った前歯をインプラントにするデメリット

失った前歯をインプラントにするデメリットのイメージ

前歯のインプラント治療は、見た目の自然さや機能性の高さから多くのメリットがありますが、当然ながら注意すべきデメリットも存在します。ここでは、前歯にインプラントを行う際に考慮すべき主なデメリットについて解説します。

審美性の調整が非常に繊細

前歯は笑ったときや会話中に最も目立つ場所であるため、他の部位に比べて審美性に対する要求が非常に高くなります。インプラント自体は天然歯に近い見た目を再現できる優れた治療法ですが、周囲の歯と自然に調和させるには高度な技術が求められます。

ほんのわずかな角度や位置の違いが、全体のバランスに大きな影響を及ぼすため、治療の難易度は高いといえるでしょう。

骨や歯ぐきの状態によっては施術が難しい

前歯のインプラントには、埋入するための十分な骨の厚みと高さが必要です。歯を失ってから時間が経過している場合、骨が吸収されて細くなっていることが多く、そのままではインプラントを固定できない可能性があります。

そのような場合には、骨を増やすための骨造成や歯肉移植などの追加処置が必要となり、治療期間が延びるだけでなく、費用も高くなります。

治療期間と費用がかかる

インプラント治療は、治療開始から完了まで数カ月から半年程度かかるのが一般的です。骨造成などの追加処置を伴う場合、さらに時間を要する可能性があります。また、保険が適用されない自由診療であるため、費用の負担が大きい点もデメリットの一つです。

前歯のように審美性の高い部位では、使用する素材や補綴物の品質にもこだわる必要があり、それに応じて費用も上がる傾向があります。

メンテナンスを怠ると長期維持が難しくなる

インプラントは人工歯であるため虫歯にはなりません。

しかし、周囲の組織はご自身のものなので、インプラント周囲炎と呼ばれる歯周病のような炎症を起こすことがあります。特に前歯は目立つため、歯ぐきの腫れや後退があると見た目にも影響しやすく、審美性が損なわれる可能性があります。

長期間安定して使い続けるためには、定期的な歯科受診と丁寧なセルフケアが不可欠です。インプラント治療後こそ、適切なメンテナンス習慣が求められるといえるでしょう。

前歯をインプラントにする場合にかかる費用

前歯をインプラントにする場合にかかる費用のイメージ

前歯のインプラント治療にかかる費用は、1本あたりおおよそ40万円~50万円が一般的な相場です。内訳としては、インプラント本体の埋入費用に加え、上部構造(人工歯)や診断・検査料などが含まれることが多いです。

また、骨造成などの追加処置が必要な場合は、さらに費用が加算されることがあります。治療を検討する際は、見積もりや治療計画を事前にしっかり確認することが大切です。

失った前歯を補うインプラント以外の治療法

前歯の治療のイメージ模型

前歯を失った場合の治療法は、インプラント以外にも存在します。ここでは、前歯の欠損に対してインプラント以外で選ばれる主な治療法についてご紹介します。

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣にある健康な歯を支えとして、橋をかけるように人工の歯を装着する治療法です。見た目の自然さや噛む機能の回復という点では一定の効果があり、短期間で治療が完了することから、今も多くの現場で選ばれています。

ただし、支えにする健康な歯を削る必要があるため、将来的にその歯の寿命が短くなるリスクがある点には注意が必要です。また、削った歯が虫歯や歯周病になりやすくなる可能性もあるため、慎重な判断が求められます。

入れ歯(部分義歯)

もう一つの選択肢が部分入れ歯です。失った歯の部分に人工歯を装着し、残っている歯にバネなどで固定するタイプの補綴装置です。治療費が安価で、外科的な処置を避けたい方や高齢の方に選ばれています。

ただし、固定力や装着感はインプラントやブリッジと比べて劣ります。使用中の違和感や、外れやすさに悩む方もいるため、実際の使用感を確認することが大切です。

まとめ

美味しそうに食事を楽しむ女性

前歯のインプラント治療は、見た目の自然さや噛み心地の再現といった大きなメリットがある一方で、費用や治療の難易度、術後のメンテナンスなどの課題も伴います。見た目や機能だけでなく、自分のライフスタイルや将来の健康まで視野に入れて治療法を選ぶことが大切です。

少しでも不安や迷いがある方は、まず信頼できる歯科医師に相談してみてください。

インプラント治療を検討されている方は、兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある、宝塚南口駅の歯医者「宝塚歯科H&L」にお気軽にご相談ください。

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