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宝塚南口駅前LDC歯科・矯正歯科・小児歯科

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セラミックの歯の値段と高くても選ばれる理由を解説!

こんにちは。兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある宝塚南口駅前LDC歯科・矯正歯科・小児歯科です。

セラミックの歯

審美性に優れたセラミックは、保険適用外の素材です。そのため、どれくらい費用を負担しなければならないのか気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、セラミックの歯の値段やセラミックの歯が高い理由、セラミックの歯が選ばれる理由などについて詳しく解説します。予算や希望に合わせてセラミックを検討してみてください。

セラミックの歯の値段

セラミックの値段

セラミック治療と一口にいっても、いくつかの素材が存在します。セラミックのみを使った素材だけでなく、金属や歯科用プラスチックと組み合わせた素材などもあります。

治療に使用する素材によって費用も異なりますので、まずはそれぞれの素材の特徴や値段について解説します。

オールセラミック

オールセラミックとは、名前の通り100%セラミックだけでつくられた素材のことです。天然歯のような透明感のある自然な色合いや光沢が得られるのが特徴です。

また、長い期間使用しても劣化しにくく、削った歯との間にすき間もできにくいため、二次虫歯になりにくいこともメリットといえるでしょう。

ただし、他の素材に比べると、強い負荷によって割れたり欠けたりしやすい点に注意が必要です。強い負荷がかかりやすい奥歯の治療には適さず、審美性を重視した前歯の治療に使われることが多いです。

オールセラミックの歯の寿命の目安は8~10年ほどで、費用は1本あたり8~18万円が相場です。

フルジルコニア

フルジルコニアは、人工ダイヤモンドとも呼ばれる強度の高いジルコニアだけを使った素材です。欠けたり割れたりしにくいため、負荷がかかりやすい奥歯にも安心して使用できます。

オールセラミックや表面にセラミックを施した素材などに比べると、色の再現性はやや劣るため、前歯以外の部位に用いるのが一般的です。

ただし、ジルコニア自体が非常に硬い素材なので、噛み合わせの不具合や歯ぎしり・噛みしめなどによって、噛み合う歯に負荷をかけることがあります。噛み合う天然歯が欠けたり割れたりすることがあるため注意しましょう。

フルジルコニアの寿命は15~20年と長く、値段は1本あたり10〜20万円です。

ジルコニアボンド

ジルコニアボンドとは、ジルコニアでできた強度の高いフレームの表面にセラミックを焼き付けた素材のことです。本体は強度の高いジルコニアでできているため、割れたり欠けたりしにくく、表面はセラミックなので色の再現性にも優れています。

強度と審美性の両方を求める方に選ばれることが多い素材です。ジルコニアボンドの寿命は10年ほどで、値段の相場は1本あたり13~23万円です。

e-max

e-maxは、ニケイ酸リチウムガラスを用いた素材のことで、透明感のある自然な見た目が得られます。強度はオールセラミックより高いですが、フルジルコニアには劣ります。

e-maxは、天然歯と同程度の硬さがあるため奥歯にも使用できますが、歯ぎしりや食いしばりなど歯に強い負荷がかかるような習慣がある方は歯科医師へ相談しましょう。e-maxの寿命は10~15年で、費用は1本あたり8~14万円が相場です。

FCZ(フルカントゥア・ジルコニア・クラウン)

FCZは最新のジルコニアクラウンで、フルジルコニアよりも柔軟性があり天然歯と同等の強度をもちます。

フルジルコニアクラウンでは3種類のブロックから患者さまの歯に合った色を選びますが、FCZでは6種類のブロックから選択が可能です。さらに、グラデーションをつけられるため、フルジルコニアよりも自然な歯の色に近づけられます。

寿命は15〜20年、値段の相場は1本あたり11~14万円ほどです。

メタルボンド

メタルボンドとは、歯の内側の土台の部分に金属を使用し、外側にセラミックを焼き付けた素材のことです。強度や耐久性の高い金属を内部に用いることで、全体的な強度を高めつつセラミックならではの審美性も得られます。

ただし、オールセラミックに比べると色調や透明感はやや劣るため、審美性よりも強度を重視する方に選ばれる傾向があります。また、長期間にわたって使用すると金属成分が溶け出し、歯ぐきが黒ずむことがあります。なお、金属アレルギーの方は使用できないため注意しましょう。

メタルボンドの寿命は8~10年、費用は1本あたり8~15万円が相場です。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックとは、歯科用プラスチックのレジンとセラミックを混ぜ合わせた素材です。セラミックにレジンの柔軟性が加わるので衝撃吸収性が高まりますが、審美性についてはオールセラミックに劣ります。

とはいえ、保険適用の治療で用いられるレジンに比べれば、変色しにくいのが特徴です。レジンが使われているため値段は抑えられるでしょう。ハイブリッドセラミックの寿命は7~8年、値段は1本あたり4~12万円ほどです。

セラミックの歯の値段が高い理由

セラミックの値段が高い理由

ここまでセラミック治療の種類や値段について解説しましたが、その費用に驚いた方も多いかもしれません。なぜセラミックは値段が高いのでしょうか。

ここでは、3つの理由について解説します。

保険が適用されないため

セラミック治療は保険適用外です。患者さまが治療費を全額負担する必要があるため、高く感じる方が多いかもしれません。

また、自由診療なので歯科医院によって費用に差が出ることも考えられるでしょう。

素材や材料のコストがかかるため

歯科用プラスチックのレジンよりも、陶材であるセラミックのほうが素材自体の値段が高くなります。そのほかにも、型取りに使う材料や接着剤も治療に合わせて選択するため、材料のコストが高くなるのです。

作製するのに手間がかかるため

セラミックの歯を作製するときには、患者さまの口内に合うように加工・色の調整などがおこなわれます。高度な技術を持つ歯科技工士に依頼して精度の高い被せ物に仕上げてもらう必要があるため、その分技術料がかかります。

値段が高くてもセラミックの歯が選ばれる理由

セラミックの歯

値段が高くてもセラミック治療を選択する方は多くいます。ここからは、セラミックの歯が選ばれる理由について詳しく解説します。

審美性に優れているため

最も大きな理由は、審美性に優れていることでしょう。セラミックの歯は、より天然の歯に近い自然な色や透明感を再現できます。例えば、接客業に従事する方など、できるだけ目立ちにくい歯を求める方はセラミック治療を選択する傾向があります。

強度や耐久性が高いため

セラミックは陶材なので、普段の食事で歯が欠けたり割れたりする心配はありません。しっかりとメンテナンスをおこなえば、10年以上使い続けられる耐久性も持ち合わせています。

特に強度の高いジルコニアなどもあるため、患者さまが求める強度や耐久性が得られることも選ばれる理由のひとつでしょう。

二次虫歯になりにくいため

セラミックは、銀歯のように金属の溶け出しや温度変化によってすき間や段差ができることはありません。経年劣化もしにくいため、傷んだ部分に汚れが溜まって二次虫歯になるリスクも低いといわれています。

せっかく被せ物をしても二次虫歯になりやすければ、再度治療をおこなうことになります。そのようなケースを避けるために、セラミックを選択する方も少なくありません。

金属アレルギーの方でも使用できるため

金属アレルギーにより銀歯などを使用できない方が、セラミック治療を選択するケースもあります。セラミック素材は金属ではないため、金属アレルギーの方でも安全に使用できます。

ただし、メタルボンドという金属を使用したセラミックもあるため、金属アレルギーのある方は医師へ伝えるようにしましょう。

まとめ

セラミックの歯で笑っている人

セラミックは、保険適用外の治療方法です。素材や作製にもコストがかかるため、決して安いとは言えません。

しかし、優れた審美性や強度、耐久性からセラミック治療を選択する方は多くいらっしゃいます。セラミック素材にはいくつか種類がありますので、予算や部位などに合わせて検討するとよいでしょう。

扱っているセラミックの種類や、治療にかかる値段は歯科医院によって異なりますので、疑問などがあればぜひ歯科医院へ相談してみてください。

セラミックの歯を検討されている方は、兵庫県宝塚市「宝塚南口駅」より徒歩0分の宝南ショップス2階にある宝塚南口駅前LDC歯科・矯正歯科・小児歯科にお気軽にご相談ください。